TCD CUREを歯科医院HPで実際に使ったレビュー|WordPress自作のメリット・デメリット

歯科医院のホームページを自分で作ろうとすると、最初に悩むものの一つがWordPressテーマです。
一般的なブログとは違い、歯科医院のホームページには、
- 診療案内
- 院長・スタッフ紹介
- 診療時間
- アクセス
- FAQ
- お知らせ
- 初診患者さんへの案内
などを、患者さんが分かりやすい形で掲載する必要があります。
私自身、現役歯科医師として実際の歯科医院ホームページをWordPressで運用しており、テーマにはTCDの医療機関向けWordPressテーマ「CURE」を使用しています。
現在の医院ホームページは、
独自ドメイン
+ ロリポップ
+ WordPress
+ TCD CURE
という構成です。
この記事では、実際に歯科医院ホームページでCUREを使用してきた経験から、
- CUREの良かった点
- 気になった点
- 歯科医院HPとの相性
- WordPressで医院HPを自作するメリット
- どんな歯科医院に向いているか
をまとめます。
なお、当サイトは匿名で運営しているため、実在する医院の名称・所在地・ホームページURL・実際の画面など、医院を特定できる情報は掲載していません。
TCD CUREとは?
CUREは、病院やクリニックなどの医療機関向けに設計されたWordPressテーマです。
一般的なブログテーマとは異なり、医院ホームページで必要となる、
- 診療案内
- スタッフ紹介
- FAQ
- アクセス
- 医院紹介
などを構成しやすいのが特徴です。
つまり、WordPressをインストールした後にゼロから医院サイトの構造を考えるというより、
医療機関向けに用意された「型」を利用し、自院の内容に置き換えていく
というイメージです。
ホームページ制作を専門としていない歯科医師にとって、この点は大きなメリットだと感じています。
私の歯科医院HPの構成
実際の医院ホームページでは、以下のような構成で運用しています。
ドメイン
独自ドメイン
レンタルサーバー
ロリポップ
CMS
WordPress
WordPressテーマ
TCD CURE
ドメイン会社とレンタルサーバー会社は、必ずしも同じ会社にそろえる必要はありません。
私の場合も、ドメイン管理とレンタルサーバーは分けて運用しています。
WordPressを使うことで、制作会社に毎回修正依頼をしなくても、自分でページや文章を変更できる環境にしています。
実際にCUREを使って感じたメリット
1.歯科医院らしいホームページを作りやすい
CUREの大きなメリットは、最初から医療機関向けに設計されていることです。
一般的なWordPressテーマの場合、
「トップページに何を配置するか」
「診療案内をどう見せるか」
「院長紹介をどこに置くか」
といったサイト設計から考える必要があります。
CUREでは、医院ホームページで必要となるコンテンツを想定した構成が用意されています。
そのため、Webデザインの専門知識がなくても、比較的「医院らしい」ホームページに仕上げやすいと感じます。
2.診療案内を整理しやすい
歯科医院では診療内容が多くなりがちです。
例えば、
- 一般歯科
- 予防歯科
- 歯周病治療
- 根管治療
- 小児歯科
- 矯正歯科
- インプラント
- 審美治療
などがあります。
これらを通常の記事として無秩序に増やしていくと、患者さんにとって分かりにくいホームページになってしまいます。
医療機関向けテーマであるCUREは、診療案内を医院サイトの主要コンテンツとして整理しやすい点が便利です。
3.院長・スタッフ紹介との相性が良い
歯科医院を選ぶ際、
「どんな先生が診療しているのか」
を確認する患者さんは少なくありません。
院長の経歴や診療に対する考え方、スタッフの情報などをホームページ上で適切に見せることは、医院の雰囲気を伝えるうえでも重要です。
CUREではこうした医療機関特有のコンテンツを作りやすくなっています。
4.アクセス・FAQなど医院HPに必要な情報を整理しやすい
患者さんが医院ホームページで確認したいのは、治療内容だけではありません。
例えば、
- 住所
- 駐車場
- 診療時間
- 予約方法
- 初診時の持ち物
- 支払い方法
- よくある質問
などです。
CUREを使うことで、このような医院サイトに必要な情報を整理しやすくなります。
初めて医院HPを自作すると、
「そもそも何のページを用意すればいいのか分からない」
という問題が起こりやすいので、医療機関向けテーマを使うメリットは大きいと思います。
5.自分で更新できる
私がWordPressで医院HPを運用する最大のメリットだと感じている部分です。
例えば、
- 新しい設備を導入した
- 診療内容を追加した
- お知らせを掲載したい
- 診療時間を変更した
- 新しい治療説明ページを作りたい
といった場合でも、自分で変更できます。
ホームページ制作会社へその都度連絡し、修正を待つ必要がありません。
医院の情報は長期間の運営の中で少しずつ変化するため、自分で更新できる環境は非常に便利です。
CUREを使って感じたデメリット
1.CURE独自の操作方法を覚える必要がある
CUREには便利な機能がある一方で、WordPress標準機能だけを使用するテーマとは操作方法が異なる部分があります。
最初は、
「この部分はどこから変更するのか」
「通常の固定ページなのか」
「テーマ設定から変更するのか」
と迷うことがあります。
一度仕組みを理解すればそれほど難しくありませんが、最初はマニュアルを確認しながら設定する必要があります。
2.ブログ・アフィリエイト特化テーマとは方向性が違う
CUREはあくまで医療機関のホームページを作ることを主目的としたテーマです。
現在、Digital Field Labでは別のWordPressテーマ「RE」を使用しています。
両方を実際に使ってみると、目的の違いが分かります。
CURE
医院紹介、診療案内、スタッフ紹介、アクセスなどの医院サイト向け
RE:DIVER
ブログ記事、レビュー、SEO、広告、CTAなどWebメディア向け
どちらが優れているという話ではなく、目的が異なります。
3.完全オリジナルデザインには限界もある
CUREを使えば、Web制作の専門知識がそれほどなくても完成度の高い医院サイトを作りやすくなります。
一方で、
「既存テーマの雰囲気を完全になくして、自院だけのオリジナルデザインにしたい」
という場合は、CSSなどを含めたカスタマイズが必要になる可能性があります。
デザインに強いこだわりがあり、制作や管理にも時間を使いたくない場合は、制作会社へ依頼する方が適しているケースもあります。
ロリポップとの組み合わせはどう?
実際の医院ホームページでは、レンタルサーバーとしてロリポップを使用しています。
これまで医院サイトを運用してきた範囲では、WordPressによる一般的な歯科医院HPの運用には十分利用できています。
一方、Digital Field LabではXServerを使用しています。
そのため現在は、
医院HP
→ ロリポップ
Digital Field Lab
→ XServer
という2つの環境を実際に使用しています。
今後は、両方を使った経験から、
「ロリポップとXServerは何が違うのか」
についても比較したいと思います。
CUREはどんな歯科医院に向いている?
実際に使用してみて、CUREは次のような先生に向いていると思います。
向いていると思うケース
- WordPressで医院HPを自作したい
- 医院らしいデザインを作りたい
- 診療案内を整理したい
- 自分で医院情報を更新したい
- WordPressの基本操作を覚えることに抵抗がない
- 制作会社への修正依頼を減らしたい
一方で、
制作会社への依頼も検討した方がよいケース
- Web管理を一切したくない
- 完全オリジナルデザインにしたい
- 写真撮影や文章作成まですべて任せたい
- SEOやWeb広告運用まで一括して依頼したい
という場合です。
CUREとRE:DIVERはどちらが歯科医院HPに向いている?
現在、私は実際に2種類のWordPressテーマを使用しています。
実際の歯科医院HP
TCD CURE
Digital Field Lab
RE:DIVER
用途を簡単に比較すると、次のようになります。
| 比較項目 | CURE | RE:DIVER |
|---|---|---|
| 医院HP | ◎ | ○ |
| 診療案内 | ◎ | ○ |
| スタッフ紹介 | ◎ | ○ |
| ブログ | ○ | ◎ |
| アフィリエイト | △ | ◎ |
| レビュー記事 | ○ | ◎ |
| Webメディア運営 | ○ | ◎ |
医院ホームページを比較的短時間で形にするなら、医療機関向けに設計されたCUREにはメリットがあります。
一方、RE:DIVERでも固定ページを中心に構成すれば、医院型のサイトを作ること自体は可能です。
そこでDigital Field Labでは今後、
RE:DIVERを使って架空の歯科医院デモサイトを実際に作ってみる
予定です。
実在する医院ではなく、完全な架空医院として作成することで、
- トップページ
- 診療案内
- 院長紹介
- 設備紹介
- 初診案内
- アクセス
- お問い合わせ
などを、匿名性を保ちながら公開できます。
CUREとRE:DIVERでは医院HPの作り方がどれくらい違うのかも検証していきたいと思います。
匿名性を守るため実在医院の画面は掲載しません
Digital Field Labは匿名で運営しています。
実際にCUREを使用している医院ホームページには、
- 医院名
- 所在地
- 電話番号
- 院長・スタッフ
- 診療時間
- 院内写真
- 設備
- 独自の文章
など、組み合わせることで実在医院を特定できる情報が含まれています。
そのため、当サイトでは実在医院のトップページや診療案内ページのスクリーンショットは掲載しません。
画面を使った詳しい解説については、今後作成する架空の歯科医院デモサイトを使用する予定です。
実際の医院でCUREを使用している経験については、医院を特定できない範囲で使用感や運用上のメリット・デメリットを紹介します。
医院HPを自作するときは医療広告規制にも注意
WordPressを使えば、ホームページ自体を作ることは比較的簡単です。
ただし、歯科医院ホームページでは通常の企業サイトとは異なり、医療広告規制を考慮する必要があります。
特に、
- 自費診療
- 症例写真
- 治療成績
- 患者体験談
- 他院との比較
- 誇張表現
などを掲載する場合には注意が必要です。
WordPressで掲載できることと、医療広告として掲載してよいことは別です。
自分で医院HPを作る場合でも、最新の医療広告ガイドラインを確認しながら制作する必要があります。
CUREを使って感じた最大のメリット
私が最も大きなメリットだと感じているのは、
「医院側が自分で情報を更新できること」
です。
歯科医院の診療内容や設備、診療体制は長期間の運営の中で変わっていきます。
そのたびに制作会社へ依頼するのではなく、自分で修正できる環境を持っていることは非常に便利です。
もちろんWeb制作自体に時間を取られすぎるのは本末転倒なので、
自分で管理する部分と、専門業者に任せる部分を分ける
という考え方も重要だと思います。
まとめ
私の実際の歯科医院ホームページでは、
独自ドメイン
+ ロリポップ
+ WordPress
+ TCD CURE
という構成を使用しています。
実際に使って感じるCUREのメリットは、
- 医療機関向けに設計されている
- 診療案内を整理しやすい
- スタッフ紹介を作りやすい
- アクセスやFAQなどを構成しやすい
- 医院らしいデザインを作りやすい
- 医院側で自分で更新できる
という点です。
一方、
- 独自の操作方法を覚える必要がある
- ブログ特化テーマとは方向性が違う
- 完全オリジナル化には追加の知識が必要になる場合がある
という点は理解しておいた方がよいと思います。
WordPressで歯科医院ホームページを自作したい先生にとって、CUREは選択肢の一つになると思います。
なお、匿名性を守るため、Digital Field Labでは実在医院のホームページ画面は公開しません。
今後は架空の歯科医院デモサイトを実際に作りながら、
ロリポップ vs XServer
TCD CURE vs RE:DIVER
歯科医院HPをWordPressで自作する具体的な手順
などについても検証していきます。


